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2009年7月

子役は難しい    ~映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』②~

ヴォルデモートの過去話にしても、

原作では母親とかマグルの父親のこととか、

色んな場面が出てくるが、

映画では校長が迎えにいった時と、

スラッグホーンから分霊箱について聞き出す場面のみ。

代わりに、と言うわけでもないんだろうけど、

ヴォルデモートの子ども時代の子役は

幼少期も少年期も、えらい美形だった。

16歳時のトム・リドルなぞは、

ほとんどスラッグホーンを誘惑しているんじゃないかと

思えるほどに妖しい。

いや、そんなことはないんだけどね。

このトムとか、ラベンダーとか、ルナ役の子は、

シリーズ中の役割が決まってキャスティングされたから

無理がなくていい。

最初から出ている子たちは、

結構大変だ。

まぁ、主役の三人組は、

ハーマイオニーが美人すぎるという以外は、

まだ良いのだが。

ロンの妹でハリーのGFになるジニーは、

どうも地味で華がない。

他の女の子は皆、元気で明るくて美人なのに。

頭の良さとか利発さも、あまり感じられないんだな。

多分、うんと幼い頃に、

それもジニーが後々、こんなに重要な

ポジションにつくとは予想もできないうちに、

キャスティングされてそのままだったもんで、

齟齬が出てきたんだろうな。

マルフォイ も、ライバルにしてはへたれ度が高いし、

美形悪役ともいえねぇな、と思ってきたが、

今回は意外とはまっていた。

ヘタレで良かったんだよな。

彼の中の人は、土曜日に有楽町の映画館で、

舞台あいさつするそうだが、

しっかりチケット完売していた。

頑張れ、ヘタレ!!

そういえば、マルフォイの手下の片割れが、

大麻で捕まったそうだが。

たしか次の『死の秘宝』では、

重要な役回りをすることになるんじゃ

なかったか。

ダンブルドアに続き、キャスティング変更なるかな?

最終章は、

2010年と11年に、前後編に分けて

公開されるのだそうだ。

ううむ、まだまだ長生きせねば。

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一体何が謎なのか…。    ~映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』~

最近、上映終了間際に駆け込みで観にいくことが多かった映画。

久々に湯気がまだホヤホヤたってるうちに観にいくことができた。

ハリー・ポッターシリーズの6作目『ハリー・ポッターと謎のプリンス』。

いや、長かった。

上映時間、2時間30分くらいだろうか。

原作がいろんなことテンコ盛りなので、

どうなることかと心配していたが、

思ったよりは良くまとまっていた。

もっとも、こっちも原作がイギリスで発売された直後、

原書で読み、その後日本語訳を読んだきりなので、

具合良く忘れているところもある。

それでも、時間がたっていろいろ思い出すと、

言いたいことも出てくるわけで。

一番なんだかなぁと思ったのは、

タイトルにもなっている「謎のプリンス」探しが、

すっかり脇に追いやられていたこと。

終了間際、ラストもラストになってようやく

「私が謎のプリンスだ」なんて、なんじゃそりゃ~!

そもそもこの、「謎のプリンス」って訳も相当

間抜けに聞こえるが、

直訳するといろいろと差し障りがあるので、

仕方がないのだろう。

確かに、ヴォルデモートの過去話に比べれば、

「謎のプリンス」探しは

瑣末なことだとは言えるが、

一応タイトルになってるんすけどね。

それにひょっとしたら、

ヴォルデモートの持ち物だったのでは?

とか、当然想像してもよさそうなのに。

三人組には、

ハナからそんな発想はなさそうだった。

ウォンウォンの恋バナ減らしても、

もっと追求しろよといいたいところだが…。

まぁ、全体的に暗いトーンなので、

恋愛コメディ要素でも入れて、

バランスをとりたいという制作側の気持ちも、

わからないでもない。

個人的には、クィディッチシーンを、

もっと見たかったんだがなぁ。

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人気タイトルと「黒歴史」     ~『ターミネーター4』と『逆転検事』

昨日、隅田川の花火大会に急ぐ人並みを横目に、

「ターミネーター4」をようやく観賞。

観るタイミングを逃して、もう観るのやめようかと思っていたが、

結果として、観てよかったかなと。

とりあえず、「T3」が公式に黒歴史とされて、

なかったことにされているらしいのには笑ってしまった。

初めて描かれる「審判の日」以後のリアル戦争は、

「メタルギアソリッド」他、ゲーム画面みたいだけど、

エンターテインメントとしては、よくできていたんじゃないか。

「人間とロボットとの違いは何か」って、

ディック的テーマも面白かったし。

関係者でさえ、なかった物説に反論できなかった

(でなければ、パンフレットに「どうしても好きになれなかった」

なんて書けるわけない)

「T3」からどう起死回生したかというと、

「未来からターミネーターを送り込む」

というパターンを捨てて、

近未来に舞台を移したこと。

新シリーズをはじめるとすれば、とうぜんコナーが

主人公になるだろうし、カイルやスターの成長にも

期待が寄せられるところ。

それまでの売りを捨てて、新しいことをはじめるってのは

勇気もいるし、大変なことなんだろうが、

人気のあるシリーズであればあるほど、

続けていくのが難しくなる。

前作が黒歴史扱いされて、

新規まき直しした新作、で思い当たるのが、

ゲーム「逆転検事」。

カプコンの人気ゲーム「逆転裁判」のスピンアウトだけど、

前作の「逆転裁判4」が、あまり評判良くなかったみたいだ。

主人公を変えて、「法廷バトル」を残そうとしたのが上手くいかなかったのか、

裁判員制度が始まった今、相当めちゃくちゃな

「法廷ドラマ」をやるのがまずいと考えた(笑)

のかはわからないが(んなわけない)

今回はシステムを一新して、法廷場面はない。

御剣検事が主役になって、画面内を自由に動き回り、

捜査し、証拠を集め、ロジックを組み立て、証人をゆさぶり、

突きつけ、論破するという。

新作は結構目新しく、面白くできてると思う。

けど、「推理」とか「つきつける」での証拠の選び方の精度に、

とまどうところが多いのは相変わらず…だろう。

シリーズで人気のあったキャラがたくさん出ているから、

キャラ萌えの人たちにも、受けが良いんじゃないかな。

DSゲームは、いつでもどこでもサクサクできるのが良い。

特に本作は、いつでもどこでもセーブできるのでなおよろしい。

確かに緊張感には欠けるが、

ボス戦までの地獄のノーセーブのおかげで、

クリアできなかったゲームを何本も抱えている身としては、

ずいぶん助かる。

いずれにしても、人気シリーズを長く続けるのが

難しいってのは映画もゲームも同じ。

それを考えると、マリオとかポケモンとか、

DQとかFFとかは、

すごいんだなぁ。

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Wii Fit島観光案内  ~ジョギングコースあれこれ~

最近ゲームといえば、これしかやってないのでは?

というくらい毎日やっているWii Fit。

特にジョギングとステップは欠かさない。

ここしばらく、テレビを見ながら

ジョギング、ステップという習慣ができつつあったのだが、

今日はちょっと気分を変えて島内一周をやってみた。

ラビット役のキャラを追い越しそうになると、

金色の犬が出てきて新しいラビットになる。

いつもそっちについていくもので、

一度くらいはオリジナルで通してみようと

思ったのだ。

金色の犬についていくと、途中で黒い犬が出てきて、

そいつが連れて行くコースがつまらない、

というのも一つの理由なのだが。

途中で街に戻ってきて、階段を飛び降り、

同じコースを二度くらいまわる。

それで5分くらいにしかならないしね。

最初のラビットについていくと、山裏トンネルとおって、

岩山の向こう側をまわり、風車の丘を抜けて

ウフィタウンに戻ってゴール。9分くらい。

最初のラビットを追い越しそうになると、

すぐに出てくる金色の犬についていくと、

のっぽ大橋を渡らず横道に入って、

絶叫の滝を左にみて山を登り、

滝の上にかかるつり橋を渡り、

なんとがけの上から飛び降りるという

無理して、街に戻ってゴール。

ゼルダのリンクより、ずっと高いところから飛び降りて、

「いてーっち」とも言わずに走り続ける、

なかなかタフなコース。8分くらい。

最初の犬についていかず、

ラビットのあとからのっぽ大橋を渡るころに出てくる

茶色い犬についていくと、こいつも、

橋を渡りきったあたりで曲がり、

滝のほうへ向かう。そして、

滝つぼを右手にみて滝の横の

洞窟に入っていく。そのまま岩山の中を抜けて、

山裏トンネルの向こう側の道に、飛び降り(!)

トンネルを反対側から抜けてきて、

白砂の浜辺を走る。

波打ち際を走って浜辺でゴール。だいたい7分ほど。

なかなか気持ちがよく、今の季節にぴったり。

さらに、このコース上、山の洞窟内でまた犬が出てくる。

そっちについていくと、岩山をひたすら登り、

山頂湖をぐるっとまわって、

滝口近くでゴール。これが、5分くらいかな。

このゲーム買ってそろそろ三ヶ月。

こんなルートがあるとは、初めて知った。

だが本当は、勝手に走らせてくれたら

一番いいんだけどね。

ペースや時間の管理ができないからかもしれないが、

ながらジョギングで島内ぐるぐる走らせるより、

そっちのほうがありがたいのだが。

Wii Fit プラスでも、そうなってないだろな。

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ベストオブ大河…    

コマネタに、

「あなたのベストオブ大河ドラマといえば何?」と。

大河ドラマとアニメネタは、意外に年齢がバレやすい。

だからちょ~っと、参加躊躇したりして。

別に誰に気兼ねするわけではないが、

自分の気持ち的な問題、気持ち的な。

最近ではなんのかんの言っても、

『新選組!』がよかった。

負組みの悲哀に、青春ドラマの切なさがプラスされた、

大河にしておくのがもったいないような番組だった。

上洛のあいさつにきた近藤に、

野際陽子演じる母が送った餞の言葉は、

実際、大河指折りの名シーンだと思う。

三谷幸喜の原作だけに、

演劇関係の若手がたくさん出演してたしね。

ただ、ベスト、というのとはちょっと違うと思う。

時代的に、絢爛豪華な衣装がみられないのが、

不満だったので。

これは脚本家のせいでもプロデューサーの責任でも

美術の不手際でもない。

篤姫までは、

幕末物はあたらないってジンクスがあったというが、

意外にこんなところに原因があったのかもしれない。

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フランス革命記念日なので   ~ツール・ド・フランスとWii Fit

今日はフランス大革命記念日。

2、3日前からツール・ド・フランスの

実況を見始めた。

こないだはピレネー越え。

今日はフランス中央部の平原地帯を、

180台くらいの自転車が、駆け抜けていく。

カメラワークが、実に贅沢。

ヘリコプターからの航空写真があったり、

選手を前から捕らえたり、

後ろから追ったり。

フランスカントリーサイドの、

素晴らしい景色を楽しみつつの、

レースを楽しめる。実に良い。

Wii Fitのながらマラソンをしながら、

観ていると、

自分もレースに参加して

走っているような効果が出て、

一粒で三度おいしい。

団体で走っている時の、まったりした走りと、

スプリント時の緊迫感のメリハリも良いし。

解説者の、無駄話が半分くらい混じっている

中継も、まったりとして不思議に雰囲気に

あってる。

だいたい、中継時に道端のカタツムリを大写しにして、

それを

「エスカルゴでしょうか」

「いや、かたつむりでしょう」

なんて会話するのは、ツール・ド・フランスくらい。

まー、長丁場だしね。

サッカーでやってたら、ブーイングものですが。

いずれにせよ、

またひとつ、あそびの楽しみをみつけた。

しばらくは楽しめそうだ。

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稀代の悪役笹野秀吉   ~NHK大河ドラマ『天地人』~

なんとなく天地人。

しかし、今回の秀吉は悪い。

大河全てを観ているわけではないが、(竹中秀吉を見てないくらいだから)

なんか今回の、笹野秀吉は悪い気がする。

公家化粧して、白い狩衣着て、

憎憎しいことこの上ない。

主人公たちをいじめる役だから無理もないがね。

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伊達男は一日にしてならず  ~NHK大河ドラマ『天地人』北の独眼竜~

昨日は都議会選挙。

「天下分け目の関が原」という人がいれば、

「とんでもない、大阪夏の陣だ!」と言う人もいて。

いや~日本人ってほんとに、

戦国時代が好きなんですね。

都議選のイロイロは、まーおいといて、

大河ドラマはいよいよ、独眼竜登場。

暦女の皆さんに一番人気の政宗公。

松田雄作の遺児龍平とくれば期待も高まるが、

なんか、ムサイな。

伊達男の大将だから、もうすこしスカっとしているかと

思ったら。

無精髭みたいなのが浮いてるし、粗暴そうだし。

もっとも、渡辺謙の、あまりにも完成された政宗像に

対抗するには、

このくらいイメージを変えたほうが良いのかもしれない。

なんだかやっと最近、

安心して見られる程度には落ち着いてきた

気がする。

だが、あの大仰なBGMだけは何とかしてくれ。

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空気さなぎは盲目山羊の夢をみるか その2 ~『1Q84』村上春樹~

今日はドラクエIXの発売日。

予約しそこなってなんとなく落ちこぼれ気分になってそのまま。

最近、発売前まで買う気満々だたtのに、なんとなく買う時期逸して…

てのが多い気がする。トレンドの波に乗りそこない。

年齢のせいもあるけど、入院やら手術やらするとやはり、

気力も萎えるんでしょうな。目がシャキのんで頑張ろう。

さて、日経新聞朝刊に『1Q84』の書評キター。

曰く、「孤独救う小さな愛に希望」と。

コミュニケーション不全の状況にある、青豆と天吾の感覚が、

象徴的に描かれることで、

「読者は、『私たちのことをわかってくれている』と

安心する、だから癒される」と、

東京工業大学教授の橋爪大三郎氏。

そんな二人が、小学校時代にたった一度手をつなぐ、

その思い出だけを二人はオトナになっても抱き続け、

心の支えにする。

「どんな小さなことも希望になる。

それは世界のさまざまな国の読者に届く深いメッセージだと

思う」と、評論家の加藤典洋氏。

ふう~む。

物語の核は、これなのか?

ふかえりの空気さなぎも、

ふかえりの親父やらカルト教団「さきがけ」やら、

青豆の仕事とか、そんなものは皆、

このささやかな愛と希望を語るための道具立てに

すぎないのか?

それにしてはあんまりにも、殺伐すぎやしないか?

と思ったらどうやら同じような意見の人もいるようで、

評論家の東浩紀氏は。

「今回は新しさが感じられない。

カルトの問題と向かいうにしてもオウム真理教以前の

古いイメージにとどまっている」と。

作家の小野正嗣氏は『1Q84』の文体を

「わかりやすい言葉で、多くの人に理解されうる物語を

構築してみせる。読みやすさを保ちながら、緩みはしない見事な

文体」と評価しながら、

「性的虐待や暴力などの問題はもっと深く

掘り下げられる余地がある」という。

そうなんだよね。

語られる問題が、

主人公ふたりの物語を支えるサブ・ストーリーにしては、

あまりにも深刻で、

あまりにも独特すぎて屹立しすぎてる。

というところに、どうも違和感がある。

天吾がふかえりとひとつになる場面だってなぁ。

どうもひとつひとつのエピソードが、

そぐわない。

主人公たちが冷静すぎる、

イヤー多分、それなりに悲しんだり、あせったりしているよう

なんだけど、それは言葉で説明されているだけで、

どうもあまり伝わってこないんだよな…。

もともと青豆も天吾も、

自己抑制ができるタイプみたいだから、

それはそれなりに理由のあることか。

たぶん、泣いたり、怒ったりの激しい感情を

登場人物自身に語らせずに、

作家の説明ですましちまってるからだろうな。

だから、ルサンチマンが感じられない。

それに主人公ふたりとも、いわば、

親に捨てられたも同然の育ち方しているのに、

衣、食、住の習慣は、

辛抱強くしつけられた、良い家庭の子ども

そのままなんだよな。

こぎれいで、整然としていて。

ま、新興宗教の家庭で

育てられた青豆はともあれ、

天吾はなぁ。

あの生まれ育ちで、ああいうキャラクターの

人間になるというところが、

どうも納得がいかない。しかも、

女性に不自由することがなかったようだし。

この辺は、カフカ君も同じだが。

などということを、

だらだら考えながら一日を過ごし、

冷酒を飲みながらFM『Suntory Saturday

Waiting Bar AVANTI』を聞いていたら、またまた

『1Q84』の話題。

途中から聞き出したので、最初のお客さんは

誰だかわからなかったが、

「村上春樹はマンガ・アニメ的。だから匿名的でグローバル。

マンガやアニメに

多大な影響を与えている」ということを言っていたと

思う。

確かに、『1Q84』に出てくる新宿も高円寺南も良く知ってるし、

新宿紀伊国屋みたいに実在の店も出てくるんだけど

(ちなみに上巻はまさに、その紀伊国屋で買った。

入手困難といわれていた時期なのに。

名前が出ているから、特別たくさん仕入れさせて

もらったのか)全然そんな雰囲気、

なかった。

だが、マンガやアニメに影響を与えているんじゃなくて、

影響を受けたんじゃないか。

一番思い当たるのは、大島弓子。

武蔵野郵便局気付、だよ。

吉祥寺派、ってのがあるのかもしれない。

それから、

やっぱり気になっていた、二つの月がある世界の

謎について、書評家の大森望氏は、

「わかんなきゃ、わかんなくていい」

なんだそうだ。

だってつまんないから。というのがその理由。

『エヴァンゲリオン』の前作だって、謎だらけだったから

人気がでたからだとか。

おいおい、それでいいのか。

作家はちゃんと、仕掛けた罠は始末してもらわないと。

たまたま村上春樹は人気作家だし、

エヴァも当たったからいいけど、

今後そんなのばっかりだったら、こっちは、

永遠にフラストレーションから解放されない…

ひょっとしたら、今はそれでも良いのかな。

読者が勝手に、自分なりに頭の中で、

自分だけの折り合いを付ける。

二次創作してください、と、

いわんばかりだな。

と思いながら届いた日経夕刊を開くと、

『海辺のカフカ』ゆかりの土地、高松の記事。

まったく、今日は朝から村上春樹だらけ。

だからドラクエⅨの発売日なんだってば。

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成り下がりの美学    ~NHK大河ドラマ『天地人』~

もう一度、天地人のこと。

先日来の上杉家上洛編を見るにつけつくづく思うのは、

このドラマは成り下がりの美学を見せてるってこと。

世の中の状況が変わり、価値観やら自分の立ち居地やらも

激変した時、どうやって生きていくか。

兼続がやったのは、パラダイムシフト。

それまでの戦中心の無骨一辺倒から、「愛」これです!

そうすれば、力で負けてても負けたと思わなくてすむ。

権力者の秀吉にも周りにも、一目置かれるしね。

他のバサラ大名もだいたい、似たような思いだったんじゃ

ないかな。

現在の日本も、中国をはじめアジア各国の追い上げを受けて、

なかなか厳しいところに差し掛かってるし。

せめては美しく、成り下がっていきましょう。

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権力の座は蜜の味   ~NHK大河ドラマ「天地人」

何のかんのいって、最近なんだか面白い天地人。

秀吉がほぼ天下を手中におさめ、

戦闘シーンが少なくなってから面白くなるというのが、

ミソかな。

まぁ直江兼続は戦より折衝で名を上げた人みたいだから、

本領発揮はこれから、というところか。

しかし、今回の秀吉の老醜ぶり、悪辣ぶりはすごいね。

公家の真似をして薄化粧なんてして。

太閤になるまではすごかったのだが、

取ったあとがなぁ…。太閤検地とか、京都や博多の整備とか、

いいこともやってるけど、悪いことも多くて。

だいたい人は、トップに上り詰めるまでは謙虚にもなるし、

それなりに知恵をめぐらせる。一生懸命さで人を感動させたりも

するけれど。本当に大変なのは、権力とったあとなんだよね。

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空気さなぎは盲目山羊の夢をみるか   ~『1Q84』村上春樹~

『1Q84』読了。

本当はもっと早く読み終えることができたと思うのだが、

なんとなく数日、ほうっておいた。

やはりこの作家の作品は、どうも納得がいかないことが多い。

今回も、思わせぶりな謎の言葉と伏線じみた設定を、

ちりばめるだけちりばめて、ちっとも回収しないまま終わった。

前半から中盤にかけては良いのだ。

全然接点のないところで登場した主人公たちが、

運命の糸に絡み取られるみたいに、

どんどん引き寄せられていく。そこんところは良かったのだが。

ふかえりが失踪したあたりから、急に流れが悪くなったような気がする。

そしてあのラストは。

救済じみた含みは持たせているけれど。

それでもなで読んでしまうかといえば、

キャラクターそれぞれの個人生活は、えらく調和がとれていて

心地よいから。

贅沢はできないにしても、

食うにも着るにも困らず、部屋を整えるすべを知り

目立たなくても快適に暮らしている。

若くして隠遁生活に入ったみたいで、

それでいて、何かやりたいと思えば、

やるだけの才能も金も供えている。

ただ、その気がないだけ。

正直、ひどく羨ましい。

そして主人公は

大してハンサムでもなく努力もせずして、

不思議に異性に苦労しない。ああなんて都合の良い。

それなりに苦悩は抱えているのだが、

ちっとも苦悩に見えない。清潔で静謐で恐ろしくゆがんでいる人生。

そのゆがみに引かれるというか、憧れる自分がいる。

だからといって、主人公の飲み物、食べ物、音楽の趣味を真似しようとは

全く思わないけどね。

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上半期視聴率一位!……だけど   ~NHK大河ドラマ『天地人』~

NHK大河ドラマ『天地人』が、

2009年度上半期、視聴率NO1になったとのこと。

そりゃめでたい!

http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=240052&c=entertainment

が、ソースを見るとこの視聴率、1月25日(4回目)らしいんだよね。

http://contents.oricon.co.jp/news/67286.html

まだ子ども時代の余韻が、覚めやらぬ頃じゃ

ないだろうか。

でもまあ何にしろ、その後半年の間に、26%を超える番組が

なかったのは確かなこと。今は一体どのくらいかな。

何だかんだ言っても、週間チャート二位くらいはキープ

しているので、20%前後はあるのだと思う。

実際、秀吉に会うため上洛したあたりから、

ちょっと面白くなった。

歴代秀吉の中でも際つ俗っぽさは、

兼続の清廉さを際立たせるためかな。

まー男に清廉と言っても褒めことばには

ならないかもしれないが。

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